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失明の原因となる病気のひとつで、歳をとることによって黄斑の働きに異常がおこる病気を言います。
見たい部分(中心)が、ゆがんだり、ぼやけたり、不鮮明になったり、中心が黒くてよく見えなくなります。
特に60歳以上の男性に多くみられ、潜在患看は約35万人いるといわれています。中でも喫煙者に多いことが報告されています。この疾患は近年増加傾向にあります。
詳しい原因はわかっていませんが、滲出型では網膜のすぐ外側にある脈絡膜から良くない血管がのびて、この血管から出血し、黄斑が腫れることで起こります。
病気の進行度や重症度、また病型によって治療法はいくつかあります。脈絡膜新生血管を成長・促進させる体内物質(VEGF)の働きを抑え、脈絡膜新生血管の発生ならびに進展を抑える薬剤を注射する「薬物療法」、光に反応する薬剤を投与し、熱を発生させないレーザーを病変部に照射する「光線力学的療法」、脈絡膜新生血管をレーザー光で焼き固める「レーザー光凝固術」などがあります。詳しくは眼科専門医におたずねください。
この病気は進行性ですが、その進行度や重症度には個人差があります。放っておくと失明のおそれがあります。
眼の状態を完全に戻す治療法は現在はありません。治療はいずれも病気の進行を遅らせ、低下した視力を維持もしくは回復させるのが目標となります。
当院では、加齢黄斑変性症治療剤(ラニビズマブ遺伝子組換え硝子体内注射液)による治療を行っています。
詳しくは、医師にご相談してください。